誰かの決意

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「分かった。アレックスに同行する。どうせ魔塔の主が誰かも思い出してもらわないといけないしね」  ノアの言葉にアレックスは「それはよかった」と立ち上がる。 「それじゃ早速出発の支度をはじめてくれ。これからの詳細はノアの魔法で何とでもなるしな、あちらをいつまでも待たせるのも失礼というものだ」  そう言われディランも「了解しました」と立ち上がる。 「二日以内に帰国できるよう準備に入ります」 「それじゃ、フィーネは僕と来て。簡単な魔法スクロールを渡すから使い方を覚えるんだ」  そしてノアに手を差し出され、フィーネは「はい」とその手を取った。
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