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「ごちそうさまでした。もう、おなかいっぱい…。」
クリスマスディナーは、わたしのビーフシチューと、買って来たサラダやチキン、ピザ。
ケーキは、あとで食べようと話していた。
『食べちゃったね、結構。苦しい…。』
「やっぱり、先にお風呂済ませておいて正解だったね?」
『うん。…まぁ、家でも割と、いつもお風呂先に済ませてたもんね。』
洗い物はとりあえず後にして、二人ソファーで、おなかが落ち着くのを待つ。
テレビからは、年末の歌番組の特番が、ダラダラと流れていた。
『受験勉強はどう?』
「えー、勉強の話しは今日は止めよー。せっかくのクリスマスイヴなんだから。」
『ゴメンゴメン、そうだよね。』
「そういうとこ、しーちゃんって感じだよね。真面目っていうかさ…。」
言いながら、南は頭をわたしの肩に乗せ、寄り掛かってきた。
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