クリスマスイブ

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そのまま二人くっつきながら、暫くボーッとした時間を過ごす。 南の体温を感じながら、暖房の効いた部屋で、二人まったり…。 『そろそろ、洗い物しちゃわないと…。』 「あぁ…うん。でも、もう少しこのままがいいな…。」 『それは、そうなんだけど…。』 「何…どうしたの?」 歯切れの悪い返事に、南が顔を覗き込む。 『プレゼント…。』 「プレゼント?」 『その…いろいろ全部済ませてから、プレゼント渡したくて…。』 「そっか……。分かった、じゃあ…手分けして片付けちゃおう。」 『うん。ありがとう、南。』 「ううん。」 ということで、重い腰を上げ、満腹のお腹を擦りつつ、二人で後片付けをスタート。 わたしは、テーブルの上の物を下げ、ラップしたり冷蔵庫に入れたり。 テーブルを拭き、ゴミを纏めた。 その間に南は、洗い物を全部してくれた。 洗い物の前に、1つに縛った長い髪。 冬定番のモコモコパジャマ。 片付けをひと足先に終えたわたしは、気付けば、そんな南を、後ろから抱きしめていた。
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