『 それぞれの新年 』
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テラスのほうに指を示した。 「……く……っ!」 美沙がいないからか、言いたい放題だ。 「小湊さんがいないからって言いたいほうだ……」 圭一郎が言い終わるよりも早く 「だぁあぁぁあぁああーーーっっっ!!」 「…い……? え?」 いつのまにか 自分の側にいた美沙の姿がない?
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