『 それぞれの新年 』

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「そうよっ、小さい子の所為にするなんて卑怯だわっ! 龍之介くんに1票!」 頭の上に 人差し指を立てる結に 「結ちゃん、正しいことを言ってるんだろうけれど。君も意味不明…だよ?」 押水が苦笑いを浮かべている。 「わたしはバカ声って言われたことが気にくわないのよっ?!」 「俺らバカ声って言ってないじゃん!」 「卑怯だぞ結城っ! ケイくんの所為にするなっ?!」 「いいぞ龍之介くん、もっと言っちゃえっ!」 「結ちゃん、参戦しないっ!」 みな、てんでバラバラなことを言いあっている。
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