It’s New Year! ②※

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It’s New Year! ②※

「やぁ…やああん…もう、できな…」 「大丈夫だよ、できるって…ほら、ここ捕まって」 大晦日、イベントから長谷川達と一緒にホテルに帰ってきた。 その後、疲れて悠と二人で昼寝をしてしまった。 だから今! そう今は夜だが、目が冴えていているので、必然的にこうなる。 ベッドの上で、今日は後ろから攻めて欲しいと大胆に悠からねだられた。おおおお!と、久々に悠からのエロい誘いに思わず、がっついてしまった。 日本にバケーションを兼ねて戻り、悠の仕事の忙しさから少しベッドとの距離は遠ざかっていた。乙幡が心を鬼にして、悠とセックスするのを控えていたという感じだ。 それが、悠の仕事も全て終わり、お互いタガが外れたというか、溜まっていたものが爆発したというか…とにかく、お互いを強く求め合っている。 バケーションの空気も後押ししているのだろう。悠も頑張ってついてきてくれているなと、感じるほどエロ濃く過ごしていた。 「悠…達きそう…?」 後ろから挿入していると、悠の背中が丸見えで、尻を高く突き出していて官能的だから、ついつい激しく腰を送り出してしまう。だけど、悠も今日はかなり腰をゆらゆらと揺さぶり誘ってくるような姿を見せる。 「や、や、やぁぁ…う、はっああぁぁ」 ステイしているホテルのスイートにはピアノがある。ピアノなんていつもは特に何も気にしていない。たまに部屋で生演奏を呼ぶこともあるが、それは年配者と一緒の時だけ。普段はそんなことはせず、普通に宿泊するだけなので、ピアノがあろうと無かろうと特に何にも気にしない。 だが、今はそのグランドピアノにしがみつく悠がエロくて『ピアノ、君はいい仕事してる』と乙幡は心から感謝している。 ここに捕まってと言い、ピアノにしがみつく悠を後ろから、ズクズクと強く激しく腰を打ちつけていた。ピアノと悠が何ともエロい!いや…落ち着け…エロいのは悠だけだ。 「い、やぁ、いきそう…」 「俺も…このまま中で出していい?」 うんうんと悠が頷くから、悠の足が宙に浮くくらい持ち上げ、ガツガツと悠の後ろにペニスを打ちつけ、奥深くに精子をたくさん出した。ドクドクと出ているのが自分でもわかる。かなり溜まっていたのもわかっている。またティーンの頃のように精力旺盛になっていた。 ぐったりしてる悠を抱き上げ、そのままベッドに運んだ。 「ごめん、悠。やり過ぎた?また俺、止まらないよ」 「う、ううん。大丈夫…」 悠の中からズルッとペニスを引き抜くと、タラタラと悠の中から流れ出てくるのが見えた。中で大量に出したのが出てきている。 「おお…エロい…」 「ちょっと…やめてよ。見ないで」 自分が奥深くに出した精子が外に流れて出てきているのだ。それを見るなと言うのは無理な話だ。 「ねぇ、エディ…あっ!うそ!」 エディと甘えた声で呼んだ次の瞬間、何を思い出したのか急に悠が慌ててベッドから降りて立ち上がった。裸で立ち上がるから、悠の太ももから流れ出ている俺の精子をガン見する。 「…えっ?あ、なんだっけ?どうした?」 ガン見しながら答えたから半分、上の空だ。 「いつの間にか新しい年になってる!」 「へっ?あっ、ああ…そっか。Hey!Happy new year! Give me a smooch,boo ははは」 エロく流れ出ている俺の精子を見ているのがバレると気まずいので慌ててしまい、途中から英語で答えてしまった。不自然だったと思う。 立ち上がった悠を後ろから抱きしめて、頬にキスをしながらまたベッドに戻した。 そういえば大晦日だったなと乙幡は思い出す。といっても別にいつもと変わりはない。 「げっ!今、1時だって。知らないうちに年が明けて随分経ってた。エド、改めて、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」 悠が携帯で時間を確認した後、ぎゅっと抱きついてきてくれた。 「あけましておめでとう。悠、最高の年越しだな。多くの人がカウントダウンをしている時に、俺たちは愛を語り合って、求め合って、貪り合ってたなんて。さいっこうだな」 悠とセックスしている途中で年が明けたなんて、夢のようだ。この年を忘れないと、乙幡は感動さえしているが、隣にいる悠は少し違うらしい。 「愛を語り合ってたっていうか…年が明ける時、真っ最中だったじゃない。何だか本能で生活してるみたいで恥ずかしい」 「そうか?俺は恥ずかしくないぞ。悠とピアノの前で年越しをしたんだって、一年間ずっと思い出せるしさ…」 「いや!やめて!本当に恥ずかしい。口に出して言わないでよ」 「もうこうなったらさ、このまま思いっきりやれることやろうぜ。裸のままで過ごそう。とりあえず、風呂入るか」 ピアノの次はバスルームだと乙幡は考えていた。これから三日後にサンフランシスコに帰る。それまでの間は、このスイートの中で思う存分悠と二人でイチャイチャしようと考えている。 広いバスルームで良かった。ここなら色んなことが出来そうだ。 「ここなら色んなこと出来るな…って考えてない?バスルームは、のぼせるから嫌だよ?」 「えっ…」乙幡の考えなんて悠にはお見通しだった。 それでも悠と二人でゆっくり湯に入った。随分前に行った温泉を思い出す。 「でもさ、和くん良かった…杏さんもいい人でさ、よかったよね。結婚するなんて、本当に嬉しい」 大晦日に和真から連絡があった。オンラインで繋いだので、悠は初めて杏と会うことになった。 和真の緊張もあり、事前に悠には伝えておかなかったが、和真にいい人がいるらしいことはやんわり伝えておいた。 和真から杏のご両親に結婚する意思を伝え、祝福してもらったと悠に伝えていた。それを聞いて悠はすごく喜んでいたが、「知ってたの?」と聞かれて「まぁ、うん」と答えたが、うーちゃんグッズを持ち帰ったので知ってるに決まってると悠もわかっているようだった。 「もう、和くんは僕じゃなくてエドに相談するんだから。どっちが兄弟かわかんないよ」 コロコロと笑う悠が、かわいらしい。本当に嬉しそうにしているのがわかる。 「和真もさ、緊張してたみたいだし、杏ちゃんの両親からOK貰ったら自分の口で悠に報告したいって言ってたからさ。俺もそれまで黙ってたんだ。ごめんな」 「ううん、いいの、いいの。なんだかんだ言ってもエドが間に入ってくれた方が、僕と和くんの間柄は上手くいくってわかってるから。いつもありがとね」 確かになぁと思った。あまり近くにいると和真の我儘も出てくるだろうし、悠も和真を甘やかしてしまうだろうし。乙幡や杏というクッションを挟んだ方が、この兄弟は上手くいくのかもしれないと思っている。 「来年はさ…あっ、もう今年か。今年はさ、どんな年になるのかな」 「ふふふ…エドでもそんなこと考えるの?」 バスルームの中でこんな話が出来るのが楽しい。悠の肩にキスをしたり、後ろから抱きしめながら、乳首を触ったり出来るのが、めちゃくちゃ楽しい。 「今年も悠とずっとこんなことしていたいなってさ…ゆっくりできるのっていいよね」 悠の乳首をキュッと摘んでみた。 「…んんっ、やぁだ、もう…」 ああ…また止まらなくなりそうだ。 「ねぇ、エディ…ベッドで唇噛んでくれる?」 ザバっと水飛沫を上げて立ち上がり、悠を抱きかかえてベッドルームまで走り出す。 「悠…好きだよ。これからサンフランシスコに帰国するまで、誰にも邪魔されずに二人でイチャイチャしよう」 ベッドの上で悠の鼻をちょんと触り、キスをする。相変わらず悠の唇は柔らかい。 「嬉しい…エディ、ずっと抱きしめていて。ピアノの前は恥ずかしいけど…だけどもっといっぱいして?今度は僕も頑張るから…」 おおおお!とまた股間に力が漲ってくる。悠が乙幡の上に乗り始めた。 翌日、色ボケしてんな!早く起きろ!と長谷川に電話で起こされ、言われるまま悠のSNSアカウントを作り、YOROIのクルーから仕事のビッグニュースが入ることになる。 イチャイチャどころではなくなり、そのまま忙しくサンフランシスコまで帰ることになるのを、まだこの時の二人は知らない。 end
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