レアキャラ

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 二日連続で、翌日も俺はまたやらかした。  だが珍しく、出発して二、三分のかなり早い段階で忘れものに気付いた。いつも引き返す中間地点よりずっと手前だった。  今日なら彼女に声を掛けて、連絡先を聞くくらいの時間はあるだろう。  俺はチャリを走らせながら、まだかまだかと胸を弾ませ待っていたが、自宅アパートの前に着いても彼女は姿を見せなかった。いつもの、あのギリギリの時間帯でなければいけないのかもしれない。実際自分も、毎日ほぼ同時刻に家を出る。少し早かったようだ。  けれどそれでは、結局いつまでたっても彼女に声を掛けることが出来ないことになる。
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