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エピローグ
ソラとの出来事から一年が経った。
今日もひこうき雲が一閃、空を駆けていく。
僕はそれを見てため息をつくしかなかった。
飛行機の<落とし物>はさらに炎を広げていった。
海岸線がまた高くなって、少し濁ったと思うのは気のせいだろう。
僕は、久しぶりにパートナーと環礁の周回に行くことになった。
やがて、海底に進むことになる。
そこには、前に見た飛行機と、昔僕が乗っていたヘロンが横並びになるように沈んでいた。僕はその光景を見ながら微笑んだ。
魚の巣がそこに生まれていたからだ。
夢溢れる世の中になってほしいと、ステラは祈り続けている......。
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