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第四話『人生最悪の結末』
🏥:お待たせ〜って、ちょっと!どこに行くの!?
タッタッタッタ👣
💙:(私が…あの時大暴れしていなかったら、こんな事にはならなかったの
に…!)
タッタッタッタ👣
💙:心恋!!!!…って…いない…まさか…
💙:え……
そこには、頭から血を流した摩耶が倒れていた。
ここの路地裏は、人があまり通らない為、心
恋が倒れた事に気づいていないのだ。
💙:……は…あ……あ……心恋!!!!!!
🏥:ちょっとどうしたの!
タッタッタッタ👣
💛:はあ…はあ…はあ……心恋さん…?
💙:えっ…って…正人さん…?
💛:……摩耶さんは…どうなった…?
💙:…亡くなりました…。
って、正人さん!
何で私達が作った本が、他の出版社に渡ってんですか!
…そのせいで…摩耶は…
💛:……そうだよな……全部…話すね。
💙:え…?
💛:あの本、面白くて一日で読み終わっちゃったんだ。
すぐ出したいから、社長にデータを送ろうとしたんだ。
だが…年が年で…送り先を間違えてしまったんだ…。
運悪く、間違えた相手は…『宝刀出版社』の社員だったんだ…。
その社員とは…意見交換として…連絡を取ってたんだ。
💙:…それで…あの本は…
💛:…ごめん…ごめんじゃ済まされないよな…。
こんな事になるなんて…(泣)
💙:…
💛:今のは気にしないでって送ったんだ。
そしたら、『頂戴致しま〜す!』って…。やられたって思った。
💙:(泣)摩耶…(泣)
💛:摩耶…ごめんな。お前に…迷惑ばかりかけて…。
もう、償う方法はないよ…(泣)…あ…
💙:え…?正人さん…どういう事ですか?
……もしかして…摩耶の…
ーー第四話完結ーー第五話へ続くーー
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