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治優「はぁぁぁぁぁぁぁー、」
現在、風紀室。新歓まで、残り12時間。治人と優作は疲れ切っていた。
零「あっはっはっはっは(笑)お疲れ様ー、二人とも。レイサマが特別にホットチョコ淹れたよー。ほれ、早う飲んで寝んさい」
治人は、差し出されたホットチョコレートを無心に飲んで、ゾンビのように拙い足取りでソファに向かった。
死ぬように倒れた治人に即座に、澄がアイマスクとノイズキャンセルのヘッドホンを付け、眠れるオルゴールを流し、ブランケットをかける。
優作は、ホットチョコレートなど構わんというように、零の胸元を掴んだ。この時点で、この部屋にいた委員長達(八尋以外)は顔を聖母の方に向けた。
ジュッ あぁ、至高だ、それが八尋の遺言となることだろう(数百回目)
ー少々お待ち下さい 当作品はnot🔞なため、カットいたしますー
優作を、治人に向かい合ったソファに寝かせた後、空になった(何故かはご想像にお任せします)ホットチョコレートの入っていたカップを持って、給湯室に向かう。
シンクにカップを置き、一人考える。編入してから6日間で起こした問題の数々。まさか、食堂にある高村光太郎の白文鳥を壊されるとは......レプリカで良かった......辛うじて、親衛隊は制御出来ているが、生徒会が堕ちた今、それは難しくなってきている。あくまで、図書委員長 渡利零としては、だが。これは、まあ、面倒なことになりそうだ。
そう思いながら、零はスマートフォンを取り出した。
零「あ、もしもし、__くん? あ、そうそう。............あ、それ僕も考えてたんだよねぇ、うん、うん、あー、理事長に提案しといた(笑)あはは、OK。じゃあ、来月に。うん、明後日ね、はーい」
プツッ
はぁ、手は出さない予定だったが、これは少々愉快ではない。
半年以内に潰せるよう、協力しなくては。
泉「ねぇ、零くん......ほんまにやってええの?」
給湯室に入り、小型冷蔵庫を開けながら泉は問うた。
零「うん、おねがい。だけど、無理はしないでねー」
伸びをしながら零は答えるが、泉の表情は少し固い。
泉「零くんの無理しいひん程度はさぁ、捕まらへん程度って、認識でええ?」
その言葉に、零はゆっくり振り返る。銀に縁取られた真紅と灰色の瞳が妖しく光る。
零「好きな解釈でいいよ、まあ、怪我はしないでね」
いつもの、ゆったりとした、マイペースな口調だった。
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