エピローグ

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歌舞伎町2丁目建設現場付近 「ねー時雨ちゃんのこと聞かせてよ」 「私ですか、」 「そ」 「私、記憶がないんです。集団殺人鬼失踪事件に居合わせてから2年間の記憶が」 「え、それって2003年からしか記憶がないってこと!?」 「そんなことあるんだな」 「はい、でもたまに夢に出てくるんです。その場の光景と自分が自分じゃないみたいな夢を」 「それ、自分の知らない一面に出会おうとしてるって良く言うよね」 「でも私ほんとはそれが怖くて自分じゃなくなったらどーしよって」 「そっかーいっそのこと受け入れてみれば!?」 澁谷が軽いセリフをはき終えた後タイミングよく天野が足を止め少しぶつかる 「おうっ」 「おい、これ」
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