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引き戸を開けるすっかり外は真っ暗で外に吹く風は酷く痛く寒い
「さっむっ‼︎」
「者宮こいつに俺の上着かけてやれ」
「風邪ひきますよ」
「ありがと〜おかげであったかいわー」
「そうですか?ならよかったです」
彼女は微笑みながら言った
「あ、私こっちなんでお先失礼しますねお疲れ様でした」
「あいよーばいばーい」「お疲れ、気をつけて帰れよ」
軽く頭を下げ帰路につくだけどどこか胸騒ぎがするような感じがする、歩いている最中の風はなぜか孤独と寒さが入り混じったように感じる
「やほ、またあったね」
先ほどのフードを被っていた子だろうか白い髪が風にさらされ不覚にも見入ってしまうほど綺麗だった
「えっと、、」
「ひどいなぁほらカード渡してあげたじゃん」
「あの時の!ってなんで」
「実はお願いがあってさ、聞いてもらえる?」
者宮戸は惑いながら答えた
「聞くだけなら、、、。」
「ありがとね、お願いってのがさ、私の"もう1人の自分を探して欲しいんだ"」
〜〜〜〜〜〜〜〜エピローグ完〜〜〜〜〜〜〜〜
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