〜逆夢〜

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聞き間違いだろうか彼女は今もう1人の私を探して欲しいと言ったのか聞き間違いか確かめるべくもう一度聞く 「もう一回…言って……もら」 彼女は遮るように言う 「だから〜私の"もう1人の自分を探して欲しいんだ"よ」 あんまりだ今時こんな人がまだこの世の中にいるのだと気づき呆れる数年前に流行りの友達とやっていた記憶を思い出しつつ軽く説教じみた感じで言葉を吐いていた 「あのさ、私も仕事があるの、そんな茶番付き合ってらんない」 「茶番じゃないよ、現に君も私と同じなのだから」 一瞬時が止まったような感じがするがそれはきっときのせいだろう手元の時計では10秒しか経っていないのだから 「は?何言ってんのかわかんないんだけど!貴方なんなの」 手元の時計を見て焦るように彼女は言う 「これはこれは申し遅れました私、今は「レイ」で通っていますので是非「レイ」と読んでもらって後これ、私の電話番号ですどうぞご自由にそして、今後ともよろしくお願いしますね、ではまた今度」 『は』 者宮は話すだけ話され話の内容が彼女の名前が「レイ」と言うのと最後のウインクしか頭に入ってこなかった。とりあえずもう今日は帰ろ、帰って寝たいいいと思いながら足を進め1時間後にはすでに寝ていた
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