三章 天照大神の真実

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奴は、魔族界でも、信頼度が低辺だった。加えて、彼は最凶神とも呼ばれていた―」 「質問。王って事は、今の王は誰なの?」 「現王か・・・。まあ、所謂俺の父さんだ」 「も、もしかしなくても白崎くんのお父様って・・・」 「ああ、現王だよ」 「・・・!貴方、誰かに妬みとか買われていない?体は大丈夫?」 「そんな心配は要らん。セキュリティ管理は俺がやっているから」 「へえ、凄いね」 「話を続けるぞ。――彼の遣り方は酷かった。法律を禁止にして奴隷制を追加したり、税金の益の左右を割り振ったりと、様々だったな。奴隷制なんかヤバかった。 女を奴隷にして売り飛ばしたり、買い取ったりして、気に入った娘は夜にあんなことやそんなことをしたんだ。つまり、変態野郎ハーレムだ!」 「・・・なんか最低・・・」 紫苑の表情が明らかに黒かった。 「で、肝心の事件は何時(いつ)だったの?」 「さっきの奴隷制の約半年後に起ったな。――その日、世界は地獄の呑底へと落とされた。赤羽龍華によって。まあ、最終的には捕まって死刑にされていたがな」 「質問2!災害の階級はどれ位だったの?」 「むん。一番災厄だ。あー、正確に言えば、“世界滅亡階級”といった所かな。ほんとに街が全滅した国も在ったし」 「それ、何処の国?」
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