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奴は、魔族界でも、信頼度が低辺だった。加えて、彼は最凶神とも呼ばれていた―」
「質問。元王って事は、今の王は誰なの?」
「現王か・・・。まあ、所謂俺の父さんだ」
「も、もしかしなくても白崎くんのお父様って・・・」
「ああ、現王だよ」
「・・・!貴方、誰かに妬みとか買われていない?体は大丈夫?」
「そんな心配は要らん。セキュリティ管理は俺がやっているから」
「へえ、凄いね」
「話を続けるぞ。――彼の遣り方は酷かった。法律を禁止にして奴隷制を追加したり、税金の益の左右を割り振ったりと、様々だったな。奴隷制なんかヤバかった。
女を奴隷にして売り飛ばしたり、買い取ったりして、気に入った娘は夜にあんなことやそんなことをしたんだ。つまり、変態野郎ハーレムだ!」
「・・・なんか最低・・・」
紫苑の表情が明らかに黒かった。
「で、肝心の事件は何時だったの?」
「さっきの奴隷制の約半年後に起ったな。――その日、世界は地獄の呑底へと落とされた。赤羽龍華によって。まあ、最終的には捕まって死刑にされていたがな」
「質問2!災害の階級はどれ位だったの?」
「むん。一番災厄だ。あー、正確に言えば、“世界滅亡階級”といった所かな。ほんとに街が全滅した国も在ったし」
「それ、何処の国?」
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