三章 天照大神の真実

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「おい、この俺を置いて行くなよ、下民共がっ!!!」 突然、背後からそんな声が聞こえた。振り返れば、担任の先生がそこに立っていた。 「しつけーな、せんせー。そんなんじゃ全世界の女の子からぁ、嫌われちゃうよ?」 「・・・貴様ぁ!!散々恥をかかせといてくれてっ!!」 白崎くん、煽るのも程々にしておいた方が・・・。 「まあいい。此処に来た目的は――、君だからね」 瞬間、先生の姿が消えた。いや、消えたんじゃない。瞬間移動をしたのだろう。私のすぐ後ろまで回り込んで来た。 「一ノ瀬紫苑。出席番号6番の女子生徒。16歳で一人暮らし。学校から徒歩10分程度の家に住んでいる」 「何だお前。人の個人情報をベラベラ喋っておいて、何が言いたいんだっ!!!」 「身長156cm、体重40kg。好きな食べ物はポテトサラダ、嫌いな食べ物はゴーヤ。スリーサイズは・・・」 「それ以上言うなッ!!」 白崎くん、私の事を助けてくれるんだね・・・。 「スリーサイズまで知っているとか、貴様さては変態ストーカー変質者か!?紫苑のスリーサイズを知っていいのはこの俺、牙王様だけだぁっっっ!!!」 はっ、はぃぃぃ!?!?!?私のスリーサイズの事で怒るとか、サイテーだなこの男!!貴方も変態ストーカー変質者もしくは、悪質人間と一緒だろっ!! 少しでも貴方の事を信頼した私が馬鹿だった!!!
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