三章 天照大神の真実

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「・・・・・・っ!」 光線レーザーが先生の脚を掠った。一瞬、苦痛な表情が見られたが、直ぐに態勢を直した。 「君の今の攻撃は、確か『白黒光線(ダークホワイト・Reコール)』だったか。確か君の魔法の中でも最も最強と云われている、“幻の魔法”なんだよねぇ」 「だからどーした。御地毛付いたのか?はんっ!舐めてんじゃねーよ!!」 「フーム。少々君の『Reコール』業が凄すぎて、驚いちゃっただけ。だからぁ」 一瞬の間の後、先生の表情が変わっていた。 「傲れた訳では無いからねぇぇぇっ!クククッ、この子に傷一つ付けたら君はいったい、どうなるのやら」 先生はそう言うと、私の腕を拘束して、手首に鎖を掛けた。 「今から俺は大事な大事なイベントタイムをするからね、君はで居てくれるかな?」 「貴様、紫苑に何をするつもりだっ」 白崎くんの声が変わっていた。怒り狂った怒声だった。 先生の手が私の頬からスーッと顎まで撫でて、そして髪を一掬い攝るとスンスンッと匂いを嗅いだ。 「やっ、めてっ。やめてっ・・・!」 先生の手が、顔が、表情が、全部が悪魔に取り憑かれているみたいだった。 「こんなろっ。コール!光線(Reハイド)!!」 彼の掌からさっきとは威力が違うレーザーが伸びてきた。これは普通の業・・・かな? 先生はそれを見事に躱した。光線は止まらずに壁に当たって弾けた。
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