三章 天照大神の真実

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胸が・・・・・・、身体中が―熱い? 「おや、体に異変でも有りましたか?」 もしかして、身体中が熱いのは―― 「貴方・・・・・・、私の体に何か仕込んだわね・・・!」 私が彼を一睨みつけると、彼は面白可笑しそうに笑った。 「あっはっは!いやー面白いね貴女様は。その通りだよ。じゃあ俺が貴女様の体に何を仕込んだのか、当ててみ?」 にやり、と口角を上げた。 この時間を楽しんでいる風だ。 私は頭の中で色々考えた。 例えば人の体には毒の薬だとしたなら体が熱くなるよりは、心臓が壊れるくらいの苦しさでは・・・?でも毒は有り得ないとしたら、身体中が熱くなるなんて物が有ったのかどうか・・・・・・。 もしかして薬では無く、体の中の細胞が関係しているのかな・・・。 インターネットで前に調べたことが有ったけど、あれは事の歳末が違う時期だし・・・・・・、でも仮にそうだとしても吸血鬼には、なのかもしれないし――。 「・・・・・・何か解りましたか?」 「答え合わせのつもりね・・・。良いわ、答えてあげる」 「ほうー」 これが答えなら、貴方は私に――。 「貴方は私に『ホットフラッシュ』、要するに私自身の自律神経を乱した事に成る、合ってるよね?」 「・・・・・・。」 彼の顔が僅かに険しくなった。
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