一章 入学式

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「いやー、これでやっと伝説のThe・End・Cakeが食べれるわー。はっはっは」 伝説・・・の、The・End・Cake・・・?なんじゃそりゃ。 「そのThe・End・Cake・・・って何?」 「おー、よくぞ聞いてくれたな、」 そりゃ聞くでしょうが。ていうかなんで急に名前呼び? 「これはなー、まさしくThe・Endなんだぜぇ!!どういうことかって?そう、つまりそういうこと!!」 いや、どういうこと!?まったくわかんないけど。 「ほんじゃあ試しに、一口食えばいいんだよ」 「いや今授業中だから食いたくないんだけど・・・んんっ!!?」 乱暴に食わされたThe・Endなんちゃらの味の正体がわかった。甘い、辛い、苦い、酸っぱい、塩っぱい、それらが全て混ざったまさにThe・Endな味だ。 「ちょっと吐き気がしてきた・・・」 「フハッ。笑えるぞ、そのお婆ちゃん顔」 「誰がお婆ちゃんですって?!うぅっ、トイレに行ってくる!」 「行ってら〜」 私は猛ダッシュでトイレに駆け込み、吐き気を抑えた。 もうあのケーキは金輪際絶対に食べない。というか、みたくもない。 よくあんなケーキを頼んだよね。 トイレから出て鏡を覗いた私は、首元が光っていることに気が付いた。なんだろうこれ。 首元にあった紋様はまるで、のような感じを強調されていた。 触っても触っても紋様は消えない。いつからできたんだろう。
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