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「カズ」
シンに呼ばれて、ぼくは顔を上げる。
部屋の隅っこでずっと膝を抱えてうずくまって、シンに呼び掛けられるのを待っていた。
「お仕置き…?おしり、たたく?」
ぼくは恐る恐るシンに聞く。
少し顔を緩ませたシンはベッドに座って手を広げる。
「おいで。」
ぼくは立ち上がってシンに抱きついた。
シンがぼくを抱き締めて、キスをして、頭を撫でてくれたらいいなって思った。だけど…
「カズは悪い子だな。」
ぼくの耳元でシンが囁いた。
「ごめんなさいっ…ごめんなさい。いい子にするから、ぶたないで。おねがい。」
「裸になりな?カズ、お仕置きだよ。」
シンは穏やかな口調で言うけれど、ぼくの身体はこわくて震えしまう。
「脱げないの?カズ。」
シンはぼくのTシャツを捲り上げて脱がす。
「悪い子、悪い子。」
そう言いながら今度はズボンを下ろされる。
途端にぼくは泣き出してしまった。
「うえ…ふぇえん…ごめんなさい…」
「ほら、足を上げなさい。」
「おしり、やだぁ、ごめんなさい」
ぼくは首をぶんぶんと振る。
シン、ぼくを抱き締めて。おねがい。
「ホントに、悪い子だなぁ、カズは。」
パンツを下ろされて、ぼくは裸になった。
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