兄と弟

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僕はタオルで手を拭いて、弟の方へ向かう。 弟は僕の気配を察したのか後ろを振り返り、ビクンと身体を震わせる。 「ごめんなさいっにいちゃんっがんばりますっ」 僕は弟のお尻をパチンッと叩きつけた。 「きゃあ!あんっ」 そして生姜をグリグリと回転させる。 「やっやだっやだ!」 パチンッパチンッ 「あああん、おしり、あついよぉっ」 泣き出す弟の腕を引く。 「ここに手をついて、お尻突きだしなさい。」 ソファーテーブルをトントンと叩くと弟はおずおずと振り返り、ぎこちなく身体を折ってお尻を突き出した。
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