◇02. 雨の日の君
5/5
読書設定
目次
前へ
/
102ページ
次へ
それまでとはまるで世界が変わって見えた。雨音のなかで。たったひとつの……青年の行動をひとさししただけなのに。 渡された小さな傘を見つめる。なんだかとっても胸があったかかった。痛いくらいに切ない――。 いつまでも。――いつまでも。胸のなかに仕舞っておきたい光景だった。青年のやさしさと共に。 そしてそのやさしい雨の音はいつまでも雨音のなかで響き続けていた。 *
/
102ページ
最初のコメントを投稿しよう!
306人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2,146(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!