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病院探しとコロナ
北海道から帰ってきて数ヶ月。
腹はさらにふくれたというよりも真ん丸に大きくなり、一時期は落ちたはずの体重も最高体重まではいかないものの、増えていました。
けれど、ここでひとつ問題がありました。
痛みなどもまったくなく、症状らしいものと言えば腹がふくれているだけ。
病院に行くにしても、何科に行けばいいのかわからなかったのです。
「なあ、そのふくれてるんて、お腹っていうよりも下腹部やない?」
母親に指摘されて、よく見てみると、確かにふくれているのは腹というよりも下腹部。ちょうど子宮があるあたりでした。
そこで、とりあえず婦人科を探すことにしました。
ただこれまで婦人科に行ったことがなかったので、女性の先生が診てくれるところをインターネットで探しました。
そしてなんとか病院を見つけはしたものの、その時には既にコロナが流行り出していたこともあり、新規の患者受付を断っていました。
他の病院も同じように新規の患者受付を断っている状態だったため、受付が再開されるまで待つことになりました。
受付の再開を待つ間も腹筋やコルセットはとりあえず続けていました。
食欲はふつうにあったものの、少しずつしか食べることができなかったので、何度かに分けて食べていました。これは腫瘍で胃が圧迫されていたのが原因だったそうです。
この間も痛みや違和感などはありませんでした。
ただお腹が出ているだけ。
なので、何も知らない人からすればただ太ったか、おめでたかにしか見えなかったと思いますし、実際に電車で何度か席を譲っていただいたことがありました。
その時は「太っててしんどそうに見えるのかな」と思っていましたが、あとから「妊娠していると思われていたのか」と気づきました。
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