はじめに

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はじめに

作家をしています、結来月ひろは(ゆくづきひろは)です。 投稿時代をへて、2014年にデビュー。 そして、2021年の春に手術をしました。 ――病名は巨大腫瘍。 左卵巣にかなり大きな腫瘍ができており、卵巣などを腫瘍と一緒に摘出しました。 とくに痛みなどもなく「太ったんだ」と思い、痩せるために頑張ってはみたものの、腹は一向にへこまず……。 痩せられない自分に対して苛立ちと怒りしかありませんでした。 けれど実際は太ったわけではなく腫瘍ができていて、その腫瘍はいつ破裂してもおかしくない状態で、破裂しなかったことが奇跡だとまで言われました。 腫瘍ができた原因はわかりませんが、腫瘍は誰にでもできる可能性があること、そして私自身がTwitterで見かけた入院手術のレポートなどに助けられたこともあり、なぜおかしいと思わなかったのかや「おかしい」と気づいたきっかけ、人生初となった入院・手術などの経験をエッセイとしてまとめてみることにしました。 できるだけ明るく軽く読めるようにしていますが、話題によって、どうしてもネガティブなことを書いている部分もありますので、苦手な方はご注意ください。
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