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(第三者視線)
教室の真ん中にうずくまっている逞ましい巨大が息を荒げながら、熱っぽい視線をこちらに向けてくる。
なにか悪い夢でも見ているのだと思った。
しかし、瞬時に彼から発せられる強烈なフェロモンが、これは現実であると突きつけてくる。
「ッッッ……伊集、い、ん」
「ハッ……これは嬉しい誤算だな………」
誰が想像できるだろうか、
あの鬼の剛崎が
Ωだったなんて
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