それはまるで奴隷のような扱いから始まった

10/29

44人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「ほら裏筋とか舐めたり玉もちゃんと舐めろよ」 「ん…」 言われるがまま裏筋に舌を這わせてみたり玉も舐めていれば、気に入らないのか眉間に皺を寄せて見下ろされる。 「まぁ素人だと思えば良いか」 「ご、ごめんなさい」 スマホに視線を落とす男に謝罪をして、なんとか舐めてゆくがなかなか勃たなくて流石に惨めになってきて目の奥が熱くなる。 「あ?何やめて」 「俺…俺警察に行く」 「は?」 腕で涙を拭いながらなんとか声を絞り出す。こんな事続けるくらいならいっそ警察に逮捕されて拘置所行って…それで…俺の人生終わっても、このままここで終わるのも変わらない気がしてきた。 だが俺はベッドに引き上げられ押し倒されていて、首を絞められてゆく。苦しくて腕を掴んで離させようとしても力が強くて外せない。 「な…で…」 「警察に行くなら今ここで殺す。あんたは一生俺の奴隷としてここに居るんだよ」 「っ…!ゲホッゴホッ…!」 手を離され喉を押えて咳き込んでいれば、舌打ちをしながら動画の終わっていたスマホを触っていたかと思えばカシャッと音がした。 最初はわからなかったが、裸体を撮られたと気付いて血の気が引いた。これは警察に行けばこの写真をばら撒くという脅し…なのだろうか…
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加