プロローグ

1/1
455人が本棚に入れています
本棚に追加
/210ページ

プロローグ

「おいで、凜花(りんか)」 声が聞こえる。 私を呼ぶ、優しい声。 「俺と永遠の契りを交わそう」 愛おしそうに、どこか乞うように、私を呼んでいる。 「今度こそお前を守り抜くよ」 知らないのに、なんだか懐かしい声音。 「だから早く俺のもとにおいで、凜花」 ――あなたは誰……? 「この世でふたりといない、唯一無二のお前のつがいだ――」
/210ページ

最初のコメントを投稿しよう!