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熱い夜
夏生がソファーから降りて絨毯の上に座った、ソファーを背にして足を出すと七海に膝にくるように膝を叩く。
七海は夏生の膝の上に向かい合う形で座った、両手を夏生の首にかけてキスをした。
そのまま耳たぶを口に含む、そして首筋から肩へとキスをしていく夏生は七海の顔を両手で挟んで持ち上げると、口内に舌を入れた夏生の舌と絡ませたあと首筋から肩までキスの雨を降らせる!
夏生は決して強引なキスはしない、強く抱きしめるだけでも怖かった!
「どうしてそんなしてんだよもっとギュッとやってよ」
「七海が壊れてしまいそうで怖いんだ」
「なら俺はお前を噛むぞ」そう言うといきなり首筋に歯を立てそうになって慌てて思いとどまった…………
「こんな所に噛み跡なんてつけられないな」
そう言うと首筋から肩へと移動して肩口を噛んだ。
その場所にクッキリとした歯形がついた。
「いてぇーよ」
七海はそのまま胸元にピンクの花びらを無数につけていく、左の肩口にも噛み跡をつけた!
「七海!どうしたんだ?」
「夏生の身体は俺だけのものだろ……俺の物だって証だ」
「馬鹿だな、そんなことしなくても俺はお前のものだろ。
俺だってお前を嚙んでやりたい、でも俺はお前を噛まない、噛めない、噛んだらそのまま全部食い尽くしそうな気がする…………」
夏生は七海の身体に七海と同じようにピンクの花びらを散らした。
抱き合った2人の中心は今や最大に自己主張を始めていた、夏生は七海を抱き上げてベッドへ移動した!
2人の長く激しく優しい始めての夜はこうして始まった。
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