第9話危険なバイト

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第9話危険なバイト

その後、私達は、ラカル達をおまわりさんに送り、あの怪しげなバーに寄った。 「このバーって、何ですか?」 「えーと、確か、魔獣を倒したら、金くれるところだぜ!」 「まぁ、そんにゃ感じ〜」 「ちょっと違うわよ〜」とリィねぇさんが出てきた。服は、赤色でド派手である。 「リィ・・・ねぇさんさんさんでしたっけ?」 「リィねぇって呼んでね!それで、ネルさん。あなた、お仕事やバイトがなくて、困ってないかしら?」とリィねぇがワクワクな目でこちらを見る。 「そ・・うですね。バイト・・・」 「うふふ!そ・れ・な・ら!少し、危険だけど、心愛様のお守り役できるかしら?」確か、心愛様と言えば、ラフト国の魔術師が召喚した、異世界から来た聖女だった気がする。 「・・・いいですよ。」聖女は、もしかしたら、記憶を戻す力もあるかもしれない。 「えーいいにょかよ!ダメにゃー、離ればなれにニャルぅ!!」とユウがスカートにひっついてきた。 「・・・まぁ、でも、ネルがいいと思うならいいぜ!ただバイトの休日とかには、帰ってこいよ!」 「!ありがとう・・・です。」 「・・・分かったにゃ、帰って来てね?」 「わかりました」 という事で私は、ラフト国へ旅立つのだった。
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