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第5話挑戦状?
私は、気がついたら、倒れていた。
ガタン、ゴトン
「・・・ん・・・ここはどこ」と周りを見渡すと、ユウが必死に何かを探しているのが見えた。
「ユウさん?何してるんですか?」
「んにゃあ!!ネルしゃん!起きたんですにゃ!」
「何があったんですか?」
「んーとですにゃ。ねるしゃんが盗賊団に後ろから棒で頭を叩かれたのですにゃ。そりぇで、ネルしゃんを拉致しようとするのを、バーのにゃかまと一緒に助けたのですが・・・ネルしゃんの・・・その〜あの〜がぬしゅまれてしまって・・・」
「え?何が盗まれたんですか?」
「・・・ネルしゃんの杖です・・・にゃ」
「・・・分かりました。それでここは、どこですか?」
「ラノの荷車の中ですにゃ」と言うと、こちらにおいでと手招きした。私は、ついて行った。そこに、荷車を引っ張っているラノがいた。
「ラノ!!!」
「・・・ぜぇはぁ・・・ね、ネル」
「どうして私を助けてくれたの?」
「ぜぇぜえ・・・仲間だからさっ・・、ハァぜぇ」
仲間とは何だろうと思ったネルだったが、それより、大切な事があるのだ。
「っ、杖はどこ?!」
「まっ!前の荷車っ!ぜぇ・・・はぁ・・」よく見ると前に車がある。私なら飛びのれるかもしれない。
「おりゃあああ!!」と掛け声をあげて私は、荷車から飛び降り、それから、前の荷車に飛び乗った。
「え?おいちょっと」と盗人たちが言いながら、こちらにパンチを繰り出してきた。とりあえず、よける。それから、ヒールで、キックする。
「ッ!!!」盗人たちが、私から離れる。こういう時は、ほうきを出して、勢いよく回せば!
バタッバタッドタッ
そして盗人たちが一気に倒れた。
「すげー怖〜」とラノとユウが驚いている。
その後、私は、全員を倒したのだが、そこに、杖はなかった。
ヒラヒラ
手紙のようなものが落ちてきた。
「・・・?」
中には、『ネル様へ。あなたの杖は、預かりました。欲しかったら、':/????-_¥&:(=)に来なさい。』と住所がのっていた。
「・・・・・・」
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