第6話少し休憩

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第6話少し休憩

「はぁはぁ!」と下から、荒い呼吸が聞こえた。 「大丈夫ですかー?」と私は、下に向かって言う。 「大丈夫なわけ・・・ぜぇはあ!・・ないだろ!」とラノが怒っていた。まあ、私は、ほうきで、浮かんで、それを見下ろしている。 「ラノ。体力ないにゃー。オレは、これでも余裕だにょ?」と息切れもしていないユウ。 「はぁ?!おまっ!ズルしてねぇーか?」と期待の目で、ユウを見つめるラノ。 「してるわけないじゃんだにゃー」と言いながら、ベロベロバーと、舌を突き出す。 「むかつくぅー!!」と言いながら、かなりスピードを上げる。私は、ほうきで浮きながら、思った。ここで私が、仮面を外したら、怖がられるのだろうか。それとも・・・? 「なに?ネルしゃん?こっちをじっと見つめて〜」と不思議そうなユウとラノ。 「・・・大丈夫です。なんでもありません。」と私は、首をふる。 「ユウさん。ラノさん。ほうきに乗りますか?」と私は質問してみた。 「ああ?!乗れんの?!」とラノが困惑している。 「オレ、大丈夫ですにゃー」とユウが微笑む。 「はぁ?!じゃ、じゃあ!俺もぉ!走るぅっ!」と、子供のように、ラノは、またスピードを上げる。それを見た瞬間、ユウが、ほうきに飛び乗ってきた。そして、ラノにベロベロバーと舌をまたもや、突き出す。ラノは、まだ気づいていない。 「ネルしゃん。ラノっていい人ですよね?」 「・・・そですね。」 「ネルしゃんって、オッドアイですよね?」 「・・・そですね。・・・?!え?」 「オレ、オッドアイ好きですにゃよ?綺麗ですもん」とユウがウィンクする。 「・・・はぁ。」私は、ほうきを降りて、それから、ほうきを呼び寄せて、ほうきにまたがった。 「何で降りないんですか?」 「降りた方が良かったかにゃ?てへぺろりんこ!」 あまり、好きなタイプじゃないなと思った
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