26. exception

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 因みに部屋に窓が無いのは情報漏洩が防止のためで、そのため部屋の中には窓は一切設置されて居ない。通気口の様な枠は有るには有るが、新鮮な空気に素早くするなら、ドアを開けた方が早い。ドアから綺麗な空気が入り、古く濁った空気は通気口から抜けていくと言う訳だ。  俺はドアを開けるとコソコソと通路に人が居ないか確認した。誰も居ないのを確認すると、何故かどっと力が抜けた。  空気を入れ替えても毛布のものを取り除かなくては根本的な解決には繋がらない。俺はペットボトルの水をタオルに浸すと、ベッドの上で虚しくゴシゴシとそれを取り除く作業を続けた。  作業をひととおり終えるとサッとドアを閉め、今度こそ本当の意味で深い息を漏らした。時間を確認するともう一眠り出来そうだが、寝坊するとマズイので顔を洗って仕事着に着替えると、オフィスの有るフロアーへと向かった。 「あっ、おはようございます先輩」 「おお、おはよう笹原」 「何か、先輩偉く気合いが入ってますねぇ?」 「まあな、それよりも笹原は何かモコモコした服着てるけどパジャマか何かか?」 「パジャマや無いです。ルームウェアですぅ」 「そっか、まあまだ朝早いから良いけど、遅刻はするなよ」 「遅刻?先輩何言うてはります、今日は祝日ですよ」  今日は祝日㊗️  えっ?
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