26. exception

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 ……。 「「「「「聞いた聞いた? 白川先輩何か夢〇したらしいよぉ」」」」」 「やだーー」 「マジーーーー」 「しかもしかも、お掃除のお姉さんに手を出したんだって」 「ええ、あの人に!?」 「うん、そうそうあの眼鏡で巨乳のあの人」 「うわー信じらんない、見た目はおとなしそうなのに、やっぱ獣よね~~」 「ちょっと、身の危険感じるんだけど」 「「「「主任、私達は変態の人と居る職場では、一緒に働きたくありません!?」」」」(女子研究員一同)  てなことに確実に成りかねない。落ち着け、落ち着くんだ白川 夏。お前は、お前はやれば出来る男だ。 (そっちのやるじゃないからな) (分かってるとは思うが俺)  そうだ、今はまだ朝の5時を回ったばかりだ。皆きっと寝静まって居るに違いない。まずはこの部屋にこもった臭いを取り除かなくては。  スンスンやったが、特に臭いはしない。でも、それは俺が既にこの臭いに鼻が慣れてしまったせいだ。きっとそうに違いない。例えばトイレとかもそうで、自分が出した臭いは気にならないが、他人が使った後のものは、正直物凄く臭い。それと同じで、もし此処に誰かが訪ねて来たら、きっと最初の一言は『うわっ、何か鼻にツーンと来るんだけど』だろう。  部屋が一つ一つ割り当てられていて、プライベートが確保されるのは良いが、此処の欠点としては開閉用の窓が無い。だから、臭いを外に出すには、ドアを開けるしか無い。
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