27人が本棚に入れています
本棚に追加
心配していた発表会のプレゼンだったが、結果は世界中の研究者から予想外の反応が有った。要は大成功を収めたのだ。
「凄いな、夏。あの大学から准教授のオファーが来たそうやないか」
「……ああ」
「何だよ、嬉しく無いんか？」
「いやっ、嬉しいよ。けど、俺の頭じゃ絶対入れない大学なんだぜ、そんな将来のエリートが集まる学校の教鞭をお願いされるって、すっごく矛盾してるなって思ってさ」
「せやな、あの天下のメロンやからな。でも、こんなチャンス滅多に無いで」
「まあ、そうなんだけど……さ」
「だけど、なんや？なんか問題が有りますって顔しとるけど」
「狂矢、そもそも俺英語話せないじゃん。だからスカウトの人にさ英語話せないので教える事が出来るか……ってそう言ったら相手何て応えたと思う？」
「なんや、もしかして妹＋を通訳で〜とか
そうなん言うたんやないやろな？」
「そのものズバリだ」
「そんなん夏やのうて、妹＋目的見え見えやんか」
「そうなんだよ、手早く俺らの開発したロボットのデータが欲しいだけでさ、本当の意味で俺を招こうとして無いって分かったらさなんていうかな、それに……」
最初のコメントを投稿しよう！