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なんやかんやあって、やっとお参り。みんな口に出してお願い言ってる。
「今年も瑠璃と翡翠の可愛い女体化が見れますように」とお母さん。
「今年も翡翠が可愛いです」とお兄ちゃん。それ感想だよね?
「今年も瑠璃と翡翠のひっぷーが魅力的でありますように!」とお父さん。それ言っちゃ駄目なやつじゃない?
「翡翠は?」
「えって、家族とお友達と他のみんなも元気でありますように」
「うむ。元気じゃないとひっぷを見る楽しみも半減するからな!」
「はい親父、帰るよ!」
お父さんは瑠璃お兄ちゃんに首根っこ掴まれてズルズル引きずられていく。
「あ、神様もう一つ! 今年も可愛いひっぷーが沢山見られますように!」
瑠璃お兄ちゃんがお父さんの頭をパシッと叩いた。
「……お母さん、お父さんって昔からああだったの?」
「昔からああだったわ。どこからかと言うと瑠璃が女体化したあたりから覚醒したのよね。だから気にしないようにね。多分捕まるようなことはしないから。職質受けるようなことは沢山するだろうけど。翡翠ふぁいと!」
「何をふぁいとするの!?」
家族の意外な一面を見た初詣だった。僕の家族はちょっと変じゃなくて、かなり変だと気づいたお正月だった。
二月に続くよー!
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