わっ、こんにちはっ!

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わっ、こんにちはっ!

私は、一軒ずつ渡そうと思った。 「よしっ、じゃぁ…右側の家から行こう!」 よしっ、ついたぞ、チャイムはここか。ってか、家デカッ!!家デカすぎでしょ〜。よしっ、気を引き締めて!よし、鳴らすぞ! 「はーい!すいません、今出ます。ほら、陽太!早く出て!」 「はぁーい」 女の大人の声と、男の子の声がした。 「はーい、なんですか?」 優しく、微笑みながら言ってくれた。イケメン! 「あっ、いえ、たいした事じゃないです。隣の家の者なんですけれど、差し入れです。」 「わぁ〜、ありがとう!ねぇ、名前聞いてもいい?僕は岸田陽太!」 「えっと、私は、秋山七美です。よろしくお願いします。」 「いいよ、敬語じゃなくて」 「えっ!」 「あははは、僕からするとね、敬語よりも普通の方が親しみやすいし、喋りやすいんだ」 「わかった。次からそうするね!」 「うん!やっぱり、君可愛いね…僕のタイプ。」 「…っ!あははは、冗談が上手ね!じゃぁね!バイバイ」 「っ!バイバイ」 最後の言葉一瞬ドキッとした。でも初対面人に普通はあんなこと本音で言わないから、ただの冗談、冗談! あぁ〜、すごく、緊張した〜。すごく、イケメンだったな〜。明日から学校だけど、一緒かな?まぁ、一緒だろうな。同じクラスだったらすごいなぁ〜。 さぁ、次は、自分の家から目の前の家だっ!頑張るぞっ!
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