『貴方を追って』

脚を、脚を、脚を砂浜に前へ、前へ、右、左、右海を吸って黒く埋まる爪先で星の砂を蹴っ飛ばした走れ、走れ、貴方の背中長い手で重たい空気掻いて指に触れた髪は遠い、まだ、そこへは行けない追いかけて行くからね追いかけて行くんだよ真っすぐな瞳が見つめる未来を邪魔したりしないから振り向いてくれなくたっていい側にいる声を、声を、声で繋がってもっと、もっと、綺麗になる空を仰ぎ広い世界抱きしめる知ってしまう絶望さえ諦めない、貴方が笑うこんなにも会いたい気持ち耐えて夜を雨を越えて遠い、まだ、そこへは行けない追いかけて行くからね追いかけて行くんだよ真っすぐな瞳が曇った明日も輝くように祈る振り向いてくれなくたってほら離れない貴方を探してた

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