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初めてのデート
学校付近は児童に遭遇する確率も高いので、少し離れた駅で待ち合わせをすることにした。
約束の時間は、11時。
10分ほど前に着いた僕は、駅前で彼女が到着するのを待っていた。
11時になる少し前
「お待たせしました」と言いながら、彼女が向かい側から歩いてきた。
職場ではきっちりとしたフォーマルな服装だが、今日はミントカラーのワンピースという出立ち。
彼女の透き通るような肌の白さが、より際立って見えた。
メイクもヘアも極めてナチュラルで、アクセサリー等もつけていなかったが…
周囲の人が思わず振り返ってしまうほど、輝きを放っていた。
いつもと違った彼女の姿に内心ドキドキしながらも、できる限り平静を保った。
「それでは、行きましょうか」と言って、駅を後にした。
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