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生まれて初めてのプラネタリウムということで、彼女はとても楽しみにしていた。
僕自身もプラネタリウムは小学校の遠足ぶりだったので、どんな感じだったかな?と思い返しながら、目的地に向かって歩いていた。
入口でチケットを購入し、中に入った。
施設内は中央に投影機のようなものがあって、それを囲むような形に等間隔で椅子が配置されていた。
日曜日の昼過ぎということで、館内は家族連れを中心に賑わっていた。
隅の方のなるべく人がいない場所に座って、開演の時を待った。
しばらくすると会場の電気が消えて、空には満天の星空が映し出された。
星空を見上げながら学芸員の解説を聞くというスタイルで、季節の星やさまざまな天文学の話題を取り上げていた。
横には、「わぁ すごい!!」と言いながら、キラキラした瞳で星空を見つめる彼女の姿があった。
妙に大人っぽいと思う時もあれば、子どものように楽しんでいる時もある。
本当に不思議な人だなと思いながら、星空を見上げていた。
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