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それから少しの間、彼女と会話した。
この学校に配属された経緯や、今までどういう仕事をしていたかなど。
本当は私生活の部分も聞きたかったが、最初から突っ込みすぎても…と思い、仕事のことを中心に聞いた。
仕事に対する考え方や向き合い方、同い年とは思えないほど、しっかりとした想いを彼女は持っていた。
もっと彼女のこと知りたい…と、純粋に思った。
「特別な配慮が必要な児童との関わり方を学びたいので、放課後お時間がある時に教えてもらうことはできますか?」と聞いてみた。
すると、彼女はにっこりと微笑んだ。
「私でよければ、喜んで」
その日から、彼女と僕の放課後の秘密の時間が始まった。
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