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 ある女性、夫が海に流された。そのときに現地のひとたちに助けてもらったのだが、そのお礼について悩んでいる。夫の命を助けてもらったのだから、命に値段をつけることになる。現地のひとは、はじめはなにもいらないといっていたが、金の存在を知ってからはお礼に期待をふくらませている。夫はさんざん悩んだ末に、財産をすべて寄付した。感謝の気持ちだけをもってお礼にいった。現地のひとは失望した。夫はそこでボランティアをしている。夫の行動がただしかったのか、いまだにわからない。  命を助けてもらったお礼になにをすればよいかという話でした。むずかしい話題ですね。
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