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9月 身近な野鳥アンソロジー
皆さんお元気にしていますでしょうか。
暑いしか言っていない気がする夏です。
秋はいつ来るのでしょうか。
最近いい話がまったくないエッセイですが(すみません💦)今日は良いお話を持ってきました✨
だいぶ前からお話をしていたサギの話を書いた本の発売が決定したんです❣️
とりのこ制作室という、小さな、だけどとても素晴らしい出版社様からの発売となります。どの本もオススメなので、とりのこ制作室のサイトに足を運んでいただけたらと思います。
さてさて、こちらの本は「身近な野鳥アンソロジー 風渡る空に舞って」というタイトルとなっています。
もっと美しく写真を撮らんかいと注意を受けそうですが、私は写真のセンスがまるでないので、すみません。
サシバさん(鷹)の神々しい表紙を描いてくださったのは、近藤朱様です。可愛くて美しい鳥のイラストや刺繍がとても素敵で、TwitterやInstagramでグッズ販売等もされているので、鳥好きの方はぜひご覧くださいね。
表題作は、エブリスタでも有名な朱里コウさんの「風渡る空に舞って」です。いいタイトル✨
あらすじ
高須苺衣は、地元高知の大学に通い、教師を目指している。うまくいかない日々に疲れ、鷹の渡りを見にいくが一羽も見つからない。 畑の真ん中で途方に暮れていると、「鷹を探しているの?」と派手な髪色の女性から声をかけられた。彼女は大学のよさこいチーム〈とぎの旅〉の振付けをしたダンサーで――
先に読ませていただいたのですが、この出会うダンサーがかっこいい女性で、とっても爽やかなお話でした。空の表現が素晴らしく、高知に行きたくなります。……あとはネタバレになりそうなので言えないんですけど、
そしてそしてなんと幸せマックスなことに、私のお話のゴイサギさんが裏表紙にどーんといます✨
その下にはスーイと水面を進んでいるようなホシハジロ(カモ)さんが。
表かっこいい、裏可愛い。
え?拡大して欲しい?(誰も言ってない)
見てくださいよ。可愛いでしょう。ゴイサギさんですよ♡♡
東京にいる方は、上野動物園にいるのでいつも見られるんですけど、基本的には野鳥なので見たことがないという方もたくさんいると思います。
えー、どんな鳥なの?という方は、ぜひぜひお話を読んでいただけたらと。
「ずんぐりの青を待つ夜には」岡田朔
あらすじ
つぐみは中学二年の夏休み、 母と共に愛知県にある祖母の家を訪れていた。 レビー小体型認知症を患う祖母の介護 を手伝うためだ。大雨の日、 少し目を離した隙に祖母はいなくなってしまった。その理由が〈ずんぐりの青〉という鳥を探すことだと知って――
このあらすじは、とりのこ制作室様がつけてくださったものでして、帯に載せてくださっています。感激✨✨ありがとうございます。
272ページもあるので、結構な読み応えです。
エブリスタで短編と呼ばれる妄想コンテストなどの作品は一作8千字弱なのですが、こちらは一作2万字から2万5千字くらいあると思います。ちなみに私の話は50ページあります。
個人的にどの作家さんも文章が非常に美しく(このあたりはとりのこ制作室様の編集力の高さも関係しているのです)、それでいてそれぞれの良さもしっかりとあるので、読んでいて、内容はもちろんのこと、文章自体にもはっとさせられることが多々あります。
私自身も、普段エブリスタさんで書いている文章とはだいぶ異なっていて、児童文学よりの文芸作品として書かせていただいています。書く過程で本当にたくさんの勉強をさせていただきました。
この話、このエッセイを読んでくださっている方からすると、題材的に岡田朔のリアルを書いたのか?と思うと思うんですが、私小説ではなく完全に物語です。
もちろん理解せずに書いていい題材ではないなと思っていたので、今書くべきかなと思い、手を出したというのはあるのですが。書いていた当時は、色んな認知症の方のご家族の体験談や本などを調べたりして、もしかしたらこういうことも有り得るのではないかと思って構築した物語なのです。
が、なんか不思議なことに、書き終わってしばらくしたら、リアルがあとを追いかけてきていまして、まさに今私の現状あたりに落ち着いている部分もあります。ただいま人生ハードモードです笑
認知症にも色々な症状があり、個人個人でも異なるので、介護されている側の方からするとこんな生ぬるいものではないと思われて憤慨される方もいらっしゃるかなというのが少々心配な部分ではあるのですが。孫から見た介護なので、ある意味において楽観的であり責任がないです。ただ、だからこそ純粋な気持ちで、認知症の祖母のことを思える部分もあるのかなあと思って書きました。
介護はつらーーーい!というお話ではなく、中学生の少女がひと夏を通して人と触れ合い成長していくお話となっていますので、まあまあいつもの岡田作品だと思っていただければと思います。
エブリスタでの公開はありませんが、お手に取っていただけましたら嬉しく思います。
以下、リンクを貼ると運営様に怒られそうなので、とりのこ制作室様のサイトよりお借りしてきました。
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発売日:2023年9月20日
判 型:B6ソフトカバー(128㎜×182㎜)
価 格:1500円+税
単行本: 272ページ
ISBN : 9784910699028
- 概要 -
「野鳥×物語」
七名の作家による、七種の身近な野鳥を題材とした、書き下ろしアンソロジー小説。
目次
1 サシバ 「風渡る空に舞って|朱里コウ」
2 ゴイサギ 「ずんぐりの青を待つ夜には|岡田朔」
3 ムクドリ 「降りそそぐ声は|汐埼ゆたか」
4 シジュウカラ「君とこの空の下|佐崎らいむ」
5 ホシハジロ 「蹴って、蹴って|佐鳥理」
6 ホトトギス 「ホトトギスが歌う森で|美森萠」
7 ハクセキレイ「錆びたポスト|かわせつきひと」
〇読者対象は中・高生~一般
一般向けの文芸小説ですが、児童文学のような温かさ、希望のある物語です。
- とりのこ制作室より -
野鳥の出てくる文芸小説をお探しの方にぴったり。 生き物が好きな方、自然を愛する方、鳥好きさんや、野鳥の美しさや素敵さを啓蒙したい方。優しい気持ちになりたい方、ヒューマンドラマが好きな方、たくさんの方に楽しんでいただける、文芸小説です。
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購入方法はいくつかあるのですが、とにかく早く手に入れたいという方におすすめなのが、9月10日に開かれる大阪文学フリマです。
とりのこ制作室様がD-45のブースにて、先行発売をされます。著者7名が書いた鳥アンソロジーのあとがき的なエッセイ集も、購入特典としてこちらで入手できます✨
もし大阪文学フリマに行かれる方がいらっしゃったら、送料等もかからないのでぜひ。
・10/22 文学フリマ福岡9
・11/11 文学フリマ東京37
にも、とりのこ制作室様の出店があるようなので、お近くにお住みの方はそちらでも。
それから、埼玉にある「小声書房」という書店様でも販売があります。こちらとても雰囲気のいい、本好きに大変人気の本屋さんでして、店舗での取り扱いだけでなく、オンラインショップでもご購入いただけます。送料を安く設定してくださっていますので、遠方の方にオススメです。こちらでも購入特典のエッセイ集が手に入ります✨
そして、とりのこ制作室様の公式ショップでも、もちろんご購入いただけます。こちらでも購入特典のエッセイがついてきます。
Amazonさんでも販売があるそうなのですが、エッセイはついてきませんので、ご注意ください。
というのも、個人的にこちらのエッセイ非常にオススメなんです。本と一緒に読んでいただくと、なお楽しんでいただけるかと思うので、ご購入予定のある方はぜひエッセイも手に入る方法でご購入いただけたらと思います。
私のエッセイは物語の前に書いたので、先に読んでもらっても構いません。それはそれで楽しいかもです。
9月10日 文学フリマ大阪で先行発売
9月20日 一般発売
となっています。よろしくお願いします!
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