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毎年の恒例行事の後だった。
「滅茶苦茶になったなぁ…」
「お祭り騒ぎって奴だな」
チイチイの暴走で半壊したWNI大阪の街並み。
人々は後片付けに追われる。
メイド隊員が瓦礫を運んだり救助活動したり、あとあと、復旧作業に追われたりする。
「なんとかしてくださいよ刹那さん」
「せっかくの正月がね……」
刹那に頼み込む人々。
メイド隊員も勿論出動するが彼女達だけではチイチイを止められないのだ。
正月の飾り付けも次々と飛ばされていく上大掃除もやらないといけないのにこれではにっちもさっちもいかない
だから街を守っている刹那と言う青年に街の人々が頼んでいるところだ。
「うむ、なんとかしてみせよう、ここは皆んなの街であり俺の街でもある」
「「きゃー刹那くん素敵♪」」
眼鏡を光らせて刹那がこう言うと女子達が黄色い声を上げる。
「でもどうするんですか?暴走したチイチイはメイド隊員達が束になっても止められませんよ?」
「チイチイが心を許している相手がいる、そいつが原因だろうからそいつに果たし状を送るのさ」
後輩が聞いた所刹那はこう答えた。
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