目指すは白馬の王女様

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 幸音が倉前守(くらまえ まもる)と出会ったのは、ナンパされていた彼女を守が助けようとしたときだった。しつこい男を幸音が投げ飛ばしたのだった。 助けようと思っていた守は拍子抜けしてしばらく茫然としていたが、その意外さに興味を抱いて幸音と付き合うようになった。 それからが大変だった。 好きな人のナイトになりたいと思っている幸音は、どんなに小さいことからでも守を守ろうとする。 朝、洗面所に行くときでも、 背の高い守が電気にぶつかりそうになっても。 だが、幸音が守を本当に守らなければならないのは...
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