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今作の『妖精の町の無番地』は、一児の母である主人公が、夫の地元であるN町に引っ越すことから、徐々に、日常が崩れはじめます。
占い師の珍妙な予言。
そして、マイホームに隣接する空き地に建つ石塔が気になる主人公。この始まりに、ホラー小説好きの方なら、かの名作『墓地を見おろす家』を彷彿としたかもしれません。
実は、このくだりは私個人の心霊体験を参考にいたしました。家から見える石塔が実は……ということがありまして、何となく、以来そういった物に神経質になり、転居を繰り返す度、内見の際には物件の周囲まで気にするようになりました。(狭い田舎での話なので、身バレ防止で、詳細は伏せさせてください……💦)
という訳で本編も書いている最中も「ああいうことがあったなぁ😰」「あの人はああだったなぁ😞」「あれが恐かったなぁ😱」と実体験を思い出しながら、執筆を進めました。内容は、別物になりましたが。
小説を書くようになって思うのは、私は、これまで生きてきて自分の中に溜まった澱のようなものを、物語によって濾過して、綺麗にして、読んでくださる誰かへ向けたメッセージに変えたいのだなぁということです。
その出力方法がホラー小説というのは、我ながらどうなのかなとは思うのですけど(笑)、今回は苦い思い出だった心霊体験を昇華出来た気がします😌
ちなみに作品はコチラ↓です。完結したてなので、是非読んでいただけると喜びます。約14万字です。
https://estar.jp/novels/26041243
昨日、完結に向けて推敲していた時にふるさと納税の返礼品で新潟県産のお米をいただきました。
まさかの妖精さん!
おいしくいただこうと思います☺️
今後の活動予定は、しばらくは心マネシリーズに注力して、現行の三作目の完結を目指す所存です。
どうぞ2023年も、緒音をよろしくお願い申し上げます😄
2023.1.11
緒音 百 拝
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