第4章 セレ

10/35
前へ
/124ページ
次へ
その姿は、息子に誠実に向き合う父親に見えた。 父親との触れ合い、心の繋がりは、実の父オーリとすれ違いばかりのセレが一番欲しかったものの一つだ。アーリンはそこに感づいていた。 「…いえ、そのようにおっしゃって頂けるだけで嬉しいです。」 少しずつセレはアーリンを受け入れていった。
/124ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加