足元

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足元

これは兄の友人の話です。 **** (ん…足元に誰かいる?) 足元ら辺に重みを感じ、目が覚めた 小さい子特有の高い声を感じ、従姉妹が遊びにきたのかと思った 従姉妹はまだ幼く10歳離れている自分によく懐いてくれているのだ。 休日はよく遊びにきており、こうして寝ているところにジャンプなど暴れてくる (あれ…でももう夕方だぞ?この時間は大体帰っているよな…?) 窓から射す光はオレンジ色で夕方であることを示す 従姉妹は4時か3時くらいには帰ることが多いので不思議に思う (起きなきゃな…)と思うが体がだるく起き上がれない 「B美…起きるから、ほら退いて〜」と声を出すと 「キャハハ」と男の子ぽっい声となった気がした (え…?)と不思議に思ったが退いてくれたのがわかった そしてゆっくりと扉を閉め、出ていった (なんだったんだ…?)と思ったが眠気に抗えず、また眠りに落ちてしまった その夜、同居している祖母に従姉妹が来たか尋ねてみた 「え?来てないよ?どうしたの、いきなり」と言われた 「は?だって、B美、俺に乗っかってきたよ!?」と驚いてしまった 「…?今日は本当に来てないよ。」 「じゃあ、あれは誰だったんだ…!?」 その正体は今でもわかっていない………
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