私がなりたいもの!

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私がなりたいもの!

「私がなりたいもの!  二年三組、阪本(さかもと)みくる。  私がなりたいもの。それは、りっぱなお母さんです!  お母さんはまいにち、私とお父さんをおこしてくれて、私のお父さんの朝ごはんを作ってくれて、私とお父さんのせんたくをしてくれて、おそうじをしてくれます。  お母さんは、まいにち、とってもたいへんだと思うのに、とってもつよいです。  お父さんをおこすときは、『いつまでもねてんじゃねーぞこのクソボケが!』といって、お父さんをベッドからひきずりおとします。  お父さんが朝ごはんのおかたづけをしないときは、『こんげつのてめぇのこづかいはナシでいいんだよな?』とすごみます。そうされると、お父さんはびびってお母さんのいうとおりにします。とってもかっこいいです。  夜になると、お父さんとお母さんは二人でうんどうをしています。  お母さんが『もっといいこえでなけよオラァ!』というと、お父さんが『このどえむめをもっとぶってください女王さま!』といいます。  二人がとってもなかよしで、私もうれしいです。  私もお母さんみたいな、かっこいい女王さまみたいなお母さんになって、お父さんみたいなすてきなどえむな男の人とけっこんします!」
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