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「待ってラフィカ、置いていかないで!」 懇願するも返事はない。 しばらくして、ラフィカの笑い声がだいぶ離れたところから聞こえてきた。 どうやら外に出たらしい。 モルナは見えない目をこれでもかと見開き、手探りでラフィカの後を追ったが、瓦礫に足を取られ あ、と思った時には地面に倒れていた。 何とか立ち上がり、手と足で周りを探りながら建物から出ようと足掻く。 何度も躓きながら足を進め、ようやく扉らしき木枠に手が触れると、ほっと安堵の吐息が口から漏れた。
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