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一緒にいるのに見えている世界は、別物。 ああ、彼女はその見えない目で、どんな世界を見ているのだろう… モルナはラフィカの世界に憧れを抱いていた。 「ラフィカの世界を私もみてみたいな」 ぽろりと口からこぼれ落ちたのは、モルナお決まりの台詞。それに対し、いつもラフィカは「私もモルナの世界をみてみたいと思うよ」と応じるのに、その日は違った。 「みてみる?」 「え?」 モルナが問い返すようにラフィカの顔を覗き込むと、ラフィカは閉じたままの瞳を向けて、もう一度「みてみる?」と囁くように問うてきた。
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