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しばらく二人は仲良く肩を並べ、とりとめもないお喋りをしながら通りを歩いた。休日のせいだろうか、通りには多くの人が出ており、そこここに寄り集まってざわついている。 モルナは自分とラフィカが人とぶつからないように気をつけつつ、彼女を誘導した。 村をまっすぐ貫く目抜き通りから横道に逸れるとようやく人はまばらになり、道は砂利道になった。 ラフィカが躓かないよう彼女の足元に気を配りながらさらに進み、森の入口に辿り着く。 森の中はとても気持ちがいい。 見上げると木漏れ日がきらきらと瞬き、木々の隙間からは青くぬけるような空がちらちら見える。 足元に拡がる腐葉土と地面をうっすら覆っている苔は、靴裏にしっとりとやわらかい。
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